そうだ、これは悪魔のトライアングル







解説


まず、瑞垣は手に入れたくても入れられないものとして
「月」と「門脇さん」を似たものであると捉えています

門脇さんに抱かれながら、ふと月に手をかざしてみます
すると、月は あと少しで届きそうな位置にある
…もしかしたら門脇の心も自分のものになるかもしれない

しかし門脇さんの口が発したのは「原田」という名前
なんて皮肉なことなんでしょう、門脇さんは瑞垣ではなく
巧を想いながら体を重ねていたのです(なける…!)

瑞垣はその後 海音寺さんのもとへ足を運びます
寂しさを紛らわし、傷ついた心を癒してほしかったのです
するどい海音寺さんは瑞垣の内面に潜んでいる感情に気づきます
瑞垣は自分では全く意識していなかったものの、
言われてみれば そうなのかもしれないと感じ
女々しい自分とそれを指摘した海音寺さんにイラッとします

そんなとき、思い出したように窓の外を見てみると、
月は悲しくなるくらい遠い場所で光っていました…
そして瑞垣は その光を見つめながら、
「1度でも手に入るなんて考えてしまった自分が愚かだ」
と心の奥で深く深く思うのでした…



という感じです!


実際 月の位置はほとんど変わっていないと思うので、
この場合 瑞垣の精神が影響してるのだと思われます

門脇さんは巧のことが好きで、自分は原田にはかなわないと
分かっているのに、それでもつながっていたいと思ってしまう瑞垣
そして海音寺さんも巻き込まれて見事な三角関係の完成です
結局海音寺さんも瑞垣と同じ目にあってしまうということですね

巧を入れたら四角関係ですが、私の中の「門×瑞」では
門脇さんは一途に瑞垣が好きだといいなぁと思っているので
ここでの表記は あえて「三角関係」ということにしました
(このマンガに限っては巧←門脇←瑞垣×海音寺です) (難しい)





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